図書目録

書  名 他者の甦り
副  題 アウシュヴィッツからのエクソダス
シリーズ 長崎純心レクチャーズ 10
著訳編者 宮本 久雄 / 著 (ミヤモト ヒサオ)
著者紹介 上智大学神学部教授
本体価格 B6判 / 252 頁 2,500円
刊行年月 2008年1月
在庫有無 在庫有り
ISBN 978-4-423-30126-5     c1316
書名(カナ) (タシャノヨミガエリ)

内  容 アウシュヴィッツは、過去となった悲劇の一例ではない。その全体主義の思想は、今日の人類的危機や破綻の原点となっている。それでは、この悲劇を脱出する思想的手がかりは、どのように求められるか。本書はまず、アウシュヴィッツの思想的温床を問うてギリシア哲学の系譜をたどり、他者の抹殺、すなわち人間の非人間化という問題が、アリストテレス・デカルト・ニーチェ・ハイデガーに至る存在神論に根差すことを明示する。その上でキリスト教の思索に目を転じ、古代教父ニュッサのグレゴリオスと中世の神秘家エックハルトの思想を考察、さらに旧約物語の解釈を通して、ヘブライ的伝統の中に他者に開かれてある人間の共生への手がかりを見出す。これまで著者が一貫して探求してきたヘブライ的脱在の思索を、初めて平易に書き下ろした講演。
目  次 序 現代の野蛮からの脱出 第1章 アウシュヴィッツとは何か 生をうばう 死をうばう 根源悪とは? 第2章 存在神論の歴史と現代におけるその根本的性格 アリストテレス デカルト ニーチェ 技術学――総かり立て体制 技術的存在神論の超出にむけて 第3章 古代中世キリスト教思潮から ギリシア教父ニュッサのグレゴリオス 西欧中世ドイツの神秘家マイスター・エックハルト 第4章 ヘブライ思想――エヒイェロギアの構築へむけて アブラハム物語り――死と再生 出エジプト物語り――ヤハウェとモーセをめぐって ハヤトロギア・エヒイェロギア・存在神論 エリヤ物語り――沈黙の声と「イスラエルの残りの者」をめぐって むすびとひらき
書  評 【書評特集】 岩田靖夫・具正謨・鶴岡賀雄・加藤敏 / 特集・『他者の甦り』を読む / 「創文」510号

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